HEIC ファイルとは?

HEIC — iPhoneの写真

どんな形式か

HEICは、2017年以降のiPhoneで使われている写真形式です。同じ画質のJPEGと比べてファイルサイズが半分で済むため、端末を変えることなく保存できる写真の枚数を倍増させることができました。

単なる画像形式ではなく、コンテナ形式でもあります。1つのファイルに複数の写真、深度マップ、Live Photosと呼ばれる動きのある連写、あるいは元の画像とは別に保存される非破壊編集データなどを収めることができます。

歴史と由来

HEIFコンテナは2015年にMPEGによって標準化されました。Appleは2017年、iOS 11でこれを本格的に採用し、HEVCコーデックで圧縮した画像を格納するようになったことから、拡張子は.heicとなりました。

HEVCにまつわる特許のため、普及は長らく足踏み状態が続きました。Windowsでは長い間、この形式を開くために有料の拡張機能が必要とされ、今でも多くのウェブサイトが対応していません。

便利な理由

同じ画質でもJPEGの半分の軽さに抑えられます。透過情報、10ビットの色深度、複数画像の格納にも対応しています。

Appleのエコシステム内であれば、利用者が意識することなくすべてが問題なく機能します。

限界と欠点

このエコシステムの外では、絶えずトラブルの種になります。WindowsやAndroidの相手に送ったHEICファイルが開けないことが多く、多くのプラットフォームでも受け付けられません。

これを取り巻く特許が、この中途半端な普及状況を物語っています。そしてその反動として、ライセンスフリーのAVIFが登場しました。

使い方のヒント

Apple製品以外の相手と共有したり、ウェブサイトにアップロードしたりする前には、必ずHEICをJPEGに変換してください。

そもそもの問題を避けるには、「設定」の「カメラ」から「フォーマット」を選び、「互換性優先」を選択してください。これによりiPhoneはJPEGを使用するようになりますが、ファイルサイズは大きくなります。

フランスにある安全なサーバーで、HEIC を数秒で変換できます。

HEIC を変換する